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岩田道夫の線画について。

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 岩田道夫の作品には線画というジャンルがある。
線で心象風景を表した作品で1990年代初頭にかけて多数創作したものである。

その線画に対して文を書いてくれた人がいる。
切り込み鋭い文脈と言葉で作品を語る。
岩田道夫がニヤニヤしながら耳を傾けている姿が目に浮かぶ。

        『岩田道夫にとっての「線」』
岩田道夫は多様な表現作品を手がけた、その中でも線描を主に
作画構成された作品に共通する顕著な美的特質には彼の感性・
美意識の高さと理知的な思考がバランスよく反映構成されている、
シンプルな一本の線(直線・曲線)に内在する表現密度と豊穣さに着目し
絵画言語として内なる思いやイメージを託し自在に自由に絵画世界を創出繰り広げた。
ためらいなく確固たる意思と抑制された緊張感で美的追求、構築を遂げました。
消しゴムアートでは彫る手法で生まれるおおらかで楽しい図像が現れます。
晩期に向き合った黒を基調に据え動勢と静的な直線の対比で心的飛翔
したかのような世界は彼方を見つめた境地が立ち現れ異質強靭な絵画空間が
結実した注目すべき作品です。岩田道夫が「線」を駆使し確立定着させ、
無機質で表情に欠けた線は見当たらない作品群…線の強靭さしなやかさ表情に
富むニュアンスを堪能しご覧になられる方々には楽しんで頂きたく思います。
                        廣瀬文俊(美術研究家)

線画制作

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武満 徹 弦楽四重奏の為の『枯葉』出版

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 岩田道夫が一番敬愛する現代音楽家『武満 徹』
彼の武満に対する思いは非常に深い。
そういえば風貌もなんとなく似ている。
takemitsu_01.jpg
生前岩田が生きている時は、会えばまず武満の話に花が咲く。
彼は酒は普段は飲まないが、武満の話をする時だけは酒を
飲む。 それも案外飲む。

武満は1996年に亡くなったが、その時は数日にわたって
二人で弔い酒をした。
20世紀を代表する作曲家であり文筆家としても、鋭い良い文を
残した。 日本でいろいろな場面に現代音楽が使われだした
50年代時代の寵児のように現れ、数々の映画音楽も作曲した。

そのような武満の作品の中で、とても彼が好きだった弦楽四重奏の為の
『枯葉』が出版された。
彼が生きていたら、宝物のようにスコアーを眺めただろう。
私も1冊購入したい。

schottjapan.com/news/2016/161025_122403.html



〔Tag〕岩田道夫

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光と影

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 岩田道夫の作品を見るとき、いつも光と影をおもう。
昼間の燦々と降り注ぐ太陽、夕闇に浮かぶ月。
月夜に浮かぶ冬の嵐山(チノミシリ)。
群青色の空に浮かぶパルプのけむり。

どれもが光と闇、実像と虚像。
実は自分自身も、実像と虚像の間を行き来していたの
かもしれない。
科学にも造詣の深かった彼はそのことを分かっていたはずだ。
そんなことを表す一枚の写真。
岩田本人の撮影。
道夫と影

〔Tag〕岩田道夫 チノミシリ パルプ

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