Gallery Microcosmos

 岩田道夫がライフワークのように取り組んだことに
消しゴムアートがある。

ゴム印を彫るように消しゴムを彫って、文字と絵を作るのである。
そんなの誰でもと思うが、その精密さを発想は常人の域を超えて
いる。

可愛らしいグッズのようなアイテムからペーソスの効いたキャラクター
の動物に至るまであらゆるものを作る。


その緻密な発想はどこから来るのだろう。

〔Tag〕岩田道夫

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 とんぼの背中に仏さんがいる。
ひとりふたり。

どの仏さんも微笑んでいる。

彼は1日何点もの仏さんを描く。

絞り出すように描く油彩画の後に必ず描く仏さん。

雫のようにポロリと落ちる。

雫だから御利益はないらしい。

〔Tag〕岩田道夫のんびりほとけさん

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 少年が見つめる先にはノートがある。
ノートを開くとそこには惑星が浮かぶ。

遠くに広がる地平線、浮かぶ雲には樹々が生える。
これは明らかに岩田の心象風景を表したもの。

少年が見つめる先は海と樹々からしたたる雫。
岩田の題材によく出てくる題材。
緻密な表現と心象風景。
どれも彼独自の世界。

〔Tag〕岩田道夫

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 岩田道夫は多くの人物画を描いている。

その中でも水彩で描く子どもの絵がある。
具象でもなく抽象でもない。
物思う表情で寄り添う動物たち。

過去に見た光景でもありどこか未来で見るであろう
表情にもみえる。

一人の少年は岩田道夫だろうか。

〔Tag〕岩田道夫

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