ある日の夕方、ギャラリーの帰りに石狩川の麓に行ってみる。
ここは
岩田道夫が創作のためによく歩いた道だ。

三角帽子の玉姫殿、道をずっと行くとこんもりした嵐山に着く。
この道を石狩川が音も立てずに流れている。
この川の先には、アイヌの聖地『神居古潭』がある。
月日が流れ、時代が変わり、風景が様変わりしても変わらないものが
ここにはある。
自然は賛美されることなど望まないが、人はいつも自然を賛美し
讃歌を謳おうとする。
星となった彼もまた、いつも讃歌を歌っていた。
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